エンジニアがコミュニケーションエラーを起こす原因

思い込みがコミュニケーションエラーを招く

思い込みがコミュニケーションエラーを招く 誰が相手でも思い込みは禁物

コミュニケーションエラーとは

意思疎通や情報共有が上手くいかないことで生じるトラブルをコミュニケーションエラーと呼びます。コミュニケーションの不足や欠如、誤情報の伝達によって、プロジェクトは大きく混乱します。エンジニアとして、コミュニケーションエラーは絶対に防がなければなりませんよ。

「伝わるだろう」という思い込み

コミュニケーションエラーが発生する理由は思い込みです。思い込みには4つの種類があり、その1つは「伝わることを前提としている」ケースです。伝わって当たり前と思い込むと、説明は言葉足らずになります。そもそも、いっても伝わらないことの方が多いのに、いわないのであればもっと伝わらないですよね。重要な情報の説明は、しつこいと思われるくらいするのが丁度いいでしょう。前提として、「自分の言葉は思っているよりも相手には届かない」という考えを持つことが大切ですよ。そうすることで、どうすれば伝わるのか、どこまで理解してもらえたのかを自然と意識できるようになります。

「仲間だから」という思い込み

仕事において、特に身内に対して説明する際に「仲間だから大丈夫」という意識を持つのは危険です。確かに、共通点が多く同じ経験をしているので、少ないコミュニケーションで伝わることもあります。関係性が近いので安心して接することができるといったメリットもありますね。しかし、これが大きな落とし穴になります。同じ仕事をしているからといって、異なる人間である限りすべてを理解し合うことなど不可能です。「仲間ではあるけど別人」という意識を持ってくださいね。

「自分が悪い」という思い込み

コミュニケーションエラーが発生した際に、自分を責めてしまうこともあるでしょう。確かに、自分の行動や考えが原因のこともあるかもしれません。しかし、よく考えれば自分だけの責任ではないこともありますよ。例えば、こちらがどれだけ丁寧に説明しても、相手がまったく聞くつもりがないのであれば、コミュニケーションは成立しません。忙しくて時間がない、体調が悪いなどといった理由も考えられます。そのため、すべて自分の責任と思う必要はありませんよ。

「完璧でなければならない」という思い込み

適切な言葉を適切なタイミングで使うことで情報は伝わりやすくなります。しかし、すべての人がそれをできるわけではありません。言葉が出てくるまでに時間がかかる人もいるし、できるだけ詳細に説明するために話が長くなることもあるでしょう。エンジニアとして周囲に説明する立場に初めてなった人は、最初から完璧な結果を求めないでください。完璧にこだわると、それが強いプレッシャーになって自分を追い込むことになりますよ。プレッシャーがあり過ぎると、本来できることもできなくなってしまいます。

コミュニケーションに不安を感じているエンジニアにおすすめ!