ヒアリングには傾聴力が求められる

傾聴力を高める

傾聴力を高める 相手の声に耳を傾けよう

意識すべきポイント

エンジニアとしてだけでなく、いまの時代はあらゆる場面でヒアリングスキルが求められます。ヒアリングスキルを鍛えるためには傾聴力が必須ですよ。どうすれば傾聴力が身につくのでしょうか。日頃から意識すべきポイントを紹介します。

話を遮るのは絶対にNG

相手の話を遮ると場の雰囲気が盛り下がります。話を遮られた側は不信感を抱き、それ以上会話をしてくれないかもしれません。相手が話さなければ、当然ながら必要な情報を得ることができなくなりますよ。情報を得るためにも、相手の話を遮ってはいけません。
また、相手の話を勝手に否定するのもNGです。傾聴力が低い人は、自分と違う考えを持っている人を否定しがちで、自分の方が正しいという間違った思想を持っています。これは、ヒアリング以前の問題ですね。自分の意見を述べるとしても後回しにしてください。そもそも、自分と異なる考えがあるのは当然なことを理解しなければなりませんよ。

相手に合わせる

相手の話に共感することも大切です。対立している状態だと、場の雰囲気は悪化して話が先に進みません。次々と情報を引き出すためにも、相手に共感しましょう。相手が話しやすい状態を作ることも重要ですよ。相手が理解できる質問や、答えやすい質問をすれば、スムーズに会話が進みます。相手の口数が増えれば増えるほど、得られる情報は多くなります。そのため、専門用語などは避けてくださいね。エンジニアとしての知識を相手も持っているとは限りません。
また、相手の性格によって話す量を調整しましょう。相手が話好きであれば聞く量を増やして、話すのが苦手なようであればきっかけを作ってあげます。相手によって会話のスタイルを変えることで、ヒアリングの効率は上がりますよ。

説得に走らない

自分の話ばかりをしてはいけません。「積極的に提案をしなければ」と思うかもしれませんが、まずはヒアリングで情報を得ることが求められます。きちんとヒアリングをしなければ最適な提案はできませんよ。ビジネスシーンにおいて何らかのリアクションをしてほしい場合、相手の心を動かすために説得に走りがちです。しかし、最初から説得の姿勢で臨んではいけません。

相槌も大事

適度な相槌も必要です。機械的な相槌やオーバーな相槌は不信感を持たれてしまうので注意してくださいね。違和感のない相槌を意識しましょう。双方のコミュニケーションが大事な場面では、次の言葉を探すための間も必要になります。この間を相槌で埋めつつ、相手の話しやすいペースに持っていきましょう。
以下に、傾聴力を身につけたい人の役に立つ書籍を紹介します。ぜひこちらも参考にしてください。

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